日経平均株価は、週明け後、上値を抑えられた時点で、61197円目指す可能性が大きくなる
〇本年の日経平均株価は7月の月足が陰線引けする展開になる公算
6月21日の記事では、「特別に株価を押し上げる政策がなければ、4月から6月までの月足が陽線引けした年は、6月の高値が戻り高値となって、少なくとも11月まで上値重く推移する」という過去の経験則を紹介しました。
本年は、4月、5月、6月の月足が陽線引けしていて、特別に株価を押し上げる政策が見えているわけではありません。
本年は、6月22日の高値72831円を11月頃まで超えられずに推移すると考えられます。
以前から書いている通り、本年が弱気パターン(年足陰線)の年に駆るという見方が正しければ、今後は、10月、または年末へ向けて、3月31日の安値50558円以下へ下げる公算です。
ところで、1990年から2025年までの期間で、年間が弱気パターンとなっている年は、15回あります。
年間が弱気パターンになる場合、下げ傾向の強い7月は、だいたい月足が陰線引けする展開になっています。
具体的には、弱気パターンの年となった15回中、7月の月足が陰線引けした年が10回、7月の月足が陽線引けした年が5回となっています。
7月の月足が陽線引けした5回は、だいたい似た展開です。
年初に押し目をつけて上昇して、3月、4月頃までに戻り高値をつけるか、3月頃までに安値をつけて、その後、下値堅く推移した後、価格が下げて、6月頃までに年初から3月頃までにつけた安値付近に位置し、7月は、年初から3月頃までにつける安値が意識される格好で反発調となっています。
本年は、6月に年初来高値を更新しているので、年間が弱気パターンの年になるなら、7月の月足が陰線引けすると考えられます。
〇日経平均株価は、今週、上値重く推移するかが焦点
前回、「6月29日の安値68461円を割れると、右肩下がりの天井型を完成し、61197円を目指すか、大勢の天井を確認した後の下げ場面へ入っているかのどちらかである可能性が大きくなる」と書きました。
この見方に変更はありません。
過去の経験則をあてはめると、今後は、「7月の月足が陰線引けする」、「6月22日の高値72831円が本年の最高値になるか、少なくとも、11月まで72831円を超えずに推移する」、「7月は、ジグザグに天井を確認する値動きとなって、8月以降に下げるか、積極的な下げ場面になるかのどちらか」という展開が考えられます。
以上の見方は、今後の価格が72831円を超えた時点で覆されます。
今後、72831円を超えると、本年が強気パターンの年となって、年末へ向けて、年初来高値を大きく更新する動きになる可能性を考えておく必要が出てきます。
前回も書きましたが、7月から9月は、夏枯れと呼ばれ、買いが入りにくく、年初来高値を積極的に更新する展開になりにくい時期です。
目先の価格が下げて、ジグザグに上値、下値を切り下げる弱気の流れを明確にして、72831円が強い抵抗になっていることを示すなら、多くの市場参加者は、少なくとも9月頃まで、72831円を超えられないという認識を持つことになります。
下げやすい時期に上値の限界がはっきりしているので、目先の価格が下げて、弱気の流れを示すなら、前述した11月頃まで、72831円を超えらない、または72831円が年間の最高値となって、本年が弱気パターンの年になる可能性が大きくなります。
本年が過去の経験則と異なる値動きになるには、7月3日の安値67609円が強い支持となって、目先の価格が一気に72831円を超えて、現状での弱さを払拭する値動きになるしかありません。 今週、一気に72831円を超えられず、上値を抑えられるなら、その時点では、61197円まで下げる動きへ入っているという見方が有力になります。
図表01は、日経平均株価日足と、今後の予想線です。
