日経平均株価は7月末に61197円以下を目指す
〇日経平均株価は72831円が戻り高値になって、値幅のともなった調整場面へ入っている
前回、本年の日経平均株価は、「7月の月足が陰線引けする」、「6月22日の高値72831円が本年の最高値になるか、少なくとも、11月まで72831円を超えずに推移する」、「7月は、ジグザグに天井を確認する値動きとなって、8月以降に下げるか、積極的な下げ場面になるかのどちらか」という展開になると書きました。
6月22日以降の下げの下値の目安は、「(1)6月3日~6月11日の下げ幅と同程度の値幅(6451円幅)になる地点(66380円)」、「(2)2月26日~3月31日の下げ幅と同程度の値幅(8774円幅)になる地点(64057円)」、「(3)2024年7月11日~2025年4月7日と同程度の値幅(11634円幅)になる地点(61197円)」などが挙げられます。
(1)の66380円まで下げて、押し目をつける展開になる場合、現在の下げは、6月3日~11日、5月14日~20日と同様、はっきりとした弱気の流れを作らずに、5~7営業日程度の短い期間の調整で終了して、上昇を開始後、一気に戻り高値を超える動きになると考えられます。
6月22日以降のジグザグの下げは、7月8日までで、すでに13営業日を経過して、ジグザグに上値、下値を切り下げる弱気パターンを形成しています。
72831円が強い抵抗になって、上昇の流れがいったん終了したことを明確に示しています。
現在の下げは、66380円で押し目をつける展開を考えにくいと言えます。
(2)の64057円まで下げて、押し目をつける展開も考えにくい動きです。
目先の価格が7月8日の安値66819円以下へ下げて、さらに一段安となる場合、64000円を大きく下回る地点が下値目標値になります(6月24日以降の反発幅を6月24日の安値から引いた地点、6月29日以降の反発幅を6月29日の安値から引いた地点を大きく下回る場所が下値目標値になります)。
目先の価格が66819円以下へ下げて、その後も下げの流れを明確にする動きになる場合、64057円という中途半端な値位置で止まる展開を考えてにくい状況になります。
以上のことを考慮すると、6月22日以降の下げは、61197円を目指す動きになると推測できます。
〇日経平均株価は7月中旬以降に一本調子の下げ場面へ入る公算
1990年から2025年までの期間で、月足が陰線引けしたときの7月の値動きを見てゆくと、7月が大きく下げる動きは、「7月の月初に急落する」、「中旬から下旬まで一気に下げ幅を拡大する」、「月初から月末まで、一本調子の下げ場面になる」ことであらわれています。
本年7月は、月初に積極的な下げ場面があらわれていないので、7月が下げ幅のともなった動きになる場合、この後、価格が下げる場面で、月末へ向けて、一本調子の下げ場面になると考えられます。
今後の価格が61197円まで下げる場合、7月末から8月上旬に61197円へ到達する展開になると考えられます。
これまでの値動きから、本年は年足が陰線引けする展開になる可能性を残しています。
7月の月足が陰線引けしている年で、年足が陰線で引ける場合、遅くても、8月末、9月上旬頃までに年初来安値に近い値位置まで下げています。
年足陰線で引けるなら、本年は、8月末、9月上旬に3月31日の安値50558円まで下げているはずです。
図表01は、日経平均株価日足と今後の想定できる値動きのパターンです。
今後の価格が50558円以下へ下げるためには、少なくとも、7月までに61197円以下へ下げている必要があります。
