日経平均株価は、週明け後の価格が下げるなら、一気に59000円以下へ下げる公算
〇ナスダックは週明け後に続落すると、一本調子の下げ場面へ入る公算か

図表01は、ナスダック日足と25日乖離線(終値-25日移動平均値)です。
前回、ナスダック、S&P500は、「史上最高値を更新する場面で、25日乖離線がピークをつけて、下降を開始する動きへ入っているため、今後、価格が上値を抑えられると、25日乖離線が価格との逆行現象の弱気サインをつける」と書きました。
図表01を見ると、ナスダックは、前週末の価格の反落により、25日乖離線が5月4日の1476ドルを割れて、はっきりとした上値、下値を切り下げるパターンを作り、価格との逆行現象の弱気サインをつけています。
同様に、S&P500も、前週末の価格が下げて、25日乖離線が価格と逆行する動きを明確にしています。
昨年は、5月以降、価格が緩やかに上昇する過程で、25日乖離線がだらだらと下降する展開になっています。
目先の価格が上昇を継続すると、本年も、緩やかな上げの流れを継続することも考えられます。
本年の25日乖離線の動きが、相場の反転下降サインになるなら、5月14日の高値25707ドルが戻り高値となって、目先は、急激な上昇から緩やかな上げへと流れが変化した地点、4月23日の安値24209ドルまで、一本調子の下げ場面になるはずです。
〇NYダウは、週明け後に続落すると、一気に48708ドル以下へ下げる公算

図表02は、NYダウ日足です。
前週末の価格が反落したことで、2月10日の高値50512ドルでの上値の重さを再確認する格好になっています。
50512ドルが本年の最高値となって、今後の価格が下げるなら、目先は、4月29日の安値48708ドルを割れる程度まで、一気に下げる動きになる公算です。
一方で、4月18日以降の動きが上昇途中のもちあいに過ぎないなら、週明け後の価格は、5月12日の安値49307ドル前後で下値を支えられて、すぐに上昇を開始すると考えられます。
ナスダック、S&P500が緩やかな上下の流れになる過程で、上値、下値を切り上げる調整を経過した後のNYダウは、3月30日から4月17日までのように、勢いの強い上昇局面になる可能性が出てきます。
目先の価格が上昇を開始する場合、週明け後の寄り付き値が上放れて始まると考えられるので、週明け後の寄り付き値が前週末の終値49526ドル以下から始まるなら、その後は、一本調子に48708ドル以下へ下げるという見方が有力になります。
〇日経平均株価の5月は横ばいの動きになる公算

図表03は、日経平均株価日足と、目先、想定できる展開です。
具体的には、「すぐに上昇を開始するパターン」と、「目先、下値堅く推移した後、5月末へ向けて59263円前後まで下げるパターン」、「目先、一気に5月1日の安値59263円を大きく下回る程度まで下げた後、5月末へ向けて、59263円前後まで値を戻すパターン」の3通りが考えられます。
5月6日の記事では、「日経平均株価の5月がはっきりとした上げ、下げの流れを作る場合、月初から3営業日以内に5月の最安値、最高値をつけて、上昇、下降の流れへ入る」という5月の値動きのパターンを紹介しました。
3営業日を超えて、5月の最高値をつける場合、5月は、月足が陽線引けする展開になるか、5月がもちあいの動きになるかのどちらかになる可能性が大きくなります。
本年5月は、月初から下げの流れを作り、5月が値幅のともなった下げ場面になる場合、5月7日の高値63091円(少しゆとりをもっても5月11日の高値63385円)が5月の最高値となって、下降を開始するはずでした。
しかし、5月14日に11日の高値を超えたことで、本年5月は、もちあい(横ばい)の動きになるか、5月1日の安値59263円が5月の最安値となって、積極的な上昇の流れになるかのどちらかになるという見方ができます。
5月にはっきりとした上昇の流れを作るなら、週明け後、NYダウが上放れて始まる動きを経過する過程で、日中のダウCFD、先物が上昇して、週明け後の日経平均株価は、5月15日の安値60937円前後が押し目になって、上昇を開始する公算です。
5月がもちあい(横ばい)の動きになるなら、5月末の値位置が5月1日の安値59263円前後に位置する動き方になっていると考えられます。
週明け後の価格が上昇しても、すぐに上値を抑えられるか、週明け後の価格が続落するなら、もちあい(横ばい)の展開になる可能性が出てきます。
以前に紹介した4月と5月の値動きのパターンを考慮すると、本年5月は、もちあいの動きになるという見方が有力です。