日経平均株価は週明け後に上値の重さを確認するかが焦点
〇日経平均株価の1年間が弱気に推移する年の展開

図表01は、1990年以降で、日経平均株価が年足陰線だった年の値動きをおおまかに示したものです。
赤の実線は、1月、2月頃に年間の最高値をつけて、その後、下降を開始して、10月頃まではっきりとした下げの流れを作るパターンです。
上げやすい4月前後の時期に、値幅のともなった反発場面があらわれます。
図中の数値は、それぞれのパターンがあらわれた年になります。
1990年、1992年、1998年、2008年、2011年、2022年が、このパターンになります。
2022年は、1月から3月まで下げて、その後、年末まで1月から3月に動いた範囲内で推移しています。
年初に下げて、その後、1月の高値を超えられずに上値重く推移しているため、このパターンに入れています。
こちらの展開になる場合、年初から3月、4月頃まで、7月から10月頃までの期間に積極的な下げの流れを作り、年間の下げ幅を作っています。
緑の実線は、年初から堅調に推移して、3月~5月頃に年間の最高値をつけた後、下降を開始するパターンです。
下降を開始した後、一本調子に下げて、7月、9月頃までに年間の最安値付近まで下げた後、いったん値を戻す動きがあらわれています。
こちらの展開になる場合、戻り高値をつけた後、7月、9月頃までの期間に積極的な下げの流れを作り、年間の下げ幅を作っています。
1991年、2000年、2001年、2010年が、このパターンになります。
青の実線は、年初から堅調に推移して、5月、6月頃に年間の最高値をつけた後、年末頃まで下げの流れを継続するパターンです。
8月、9月頃までの期間で、年初の安値を割れる動きを経過して、年末へ向けて一段安となります。
こちらの展開になる場合、6月から9月頃、または、10月から年末までの期間で積極的な下げの流れを作り、年間の下げ幅を作っています。
1996年、1997年、2002年、2007年、2018年が、このパターンになります。
2018年は、10月に年間の最高値をつけていますが、年末へ向けて年の前半の安値を割れる展開になっているので、こちらのパターンに入れています。
年間が弱気に推移する場合、どの年も、5月から7月頃までの期間は、積極的に下値を試す流れになっています。
〇本年の日経平均株価は、2通り展開に絞られた

図表02は、日経平均株価日足と今後の想定できる展開になります。
本年の日経平均株価は、3月に1月5日の安値50995円を割れたことで、年足が陰線で引ける可能性が大きくなったと言えます。
年初に価格が上昇しているため、前述した展開の中で、緑か青の実線のどちらかになると考えられます。
図表01の緑の実線のパターンになる場合、本年は、2月26日の高値59332円が年間の最高値になって、4月中に59332円を超えられないことを確認し、下降を開始する公算です。
4月中に戻り高値をつけた後は、7月、9月頃までの期間で積極的な下げの流れを作り、本年の最安値を目指す動きになると考えられます。
こちらの展開になる場合、目先、59332円へ接近することなく、すぐに上値を抑えられて、5月上旬頃までの期間で、3月31日の安値50558円へ接近する動きになると考えられます。
図表01の青の実線の展開になる場合、5月、6月に59332円を試す動きを経過した後、下降を開始する公算です。
こちらの展開になる場合、4月から5月にかけて、55000円以上の地点で下値堅く推移すると、6月までの期間で、一時的に59332円を超える動きになることも考えられます。
週明け後、すぐに上値を抑えられる動きへ入ると、5月上旬へ向けて、50558円を目指す動きになる可能性が出てきます。
5月、6月に59332円を試す動きがあらわれるなら、目先は、59332円へ接近する動きになるか、価格が下げても、55000円前後で強く下値を支えられる動きになると考えられます。