日経平均株価は、週明け後に下堅く推移するなら、その後はもちあい入りする可能性が出てくる
〇日経平均株価は、47368円を目指す展開へ入っている公算

図表01は、日経平均株価日足と今後の予想線です。
日経平均株価は、2024年7月11日の高値42426円から2025年4月7日の安値30792円までの期間で、11634円幅の下げを経過しています。
この下げ幅は、2008年10月以降の上昇局面で最も値幅の大きな動きになっています。
そのため、2025年7月以降の上昇は、2008年10月から2024年7月までの1波、2024年7月から2025年4月までの2波を経過した後、大勢5波の中の3波目の上昇局面という見方ができます。
3波が終了した後は、11634円幅の下げとなった2波と同程度の4波の調整へ入ると考えられます。
2026年2月26日以降の下げは、53618円を維持できずに一段安となって、弱気の流れを作り、下げ幅が大きくなっているので、前述した4波(11634円幅の下げ、下値の目安は47368円)の下げ局面へ入っている可能性があります。
一方で、現時点では、まだ3波を継続中という見方もできます。
3波継続中の場合、2025年4月から2026年2月までの上げを3波の中の(1)波として、現在は、3波が(1)~(5)波へわかれた中の(2)波の調整の途中という見方になります。
(2)波の下値は、(1)波の上げ幅(28540円幅の上昇)全体の38.2~61.8%押しが目安になります。
38.2%下げとなる場合、10902円幅の下げ幅が目安になります。
大勢の4波の調整の場合、下値の目安は、47368円です。
大勢の3波の中の(2)波の調整の場合、下げ幅が小さくなっても、48430円まで下げると推測できます。
両方の下値の目安があまり離れていないことを考慮すると、現在は、4波の調整局面で、47368円を目指す動きへ入っているという見方が有力だと言えます。
なお、もう1つの見方として、59332円が大勢の天井になって、2025年4月の安値30792円まで下げる展開も考えられます。
こちらの展開は、47368円まで下げた後に判断すべきことになります。
今後のポイントは、47368円まで、どのような下げ方で到達するかになっています。
〇日経平均の3月中の展開は2通りに絞られた
前回は、日経平均株価の3月が月初から下げの流れを作る場合の4通りの値動きのパターンを紹介しました。
最近の値動きを考慮すると、本年3月は、前回紹介した(2)か(3)のどちらかのパターンになると推測できます。
パターン(2)は、3月中旬に押し目をつけて、3月末へ値を戻す展開です。
こちらの展開になる場合、目先は、9日の安値51407円前後で押し目をつけて、上昇を開始すると考えられます。
パターン(3)は、中旬に比較的値幅の伴った反発を経過した後、3月末へ向けて下値を掘り下げる展開です。
こちらの展開になる場合、3月中旬の反発を経過中か、前週までの動きで3月中旬の反発を終了して、3月末頃まで、下降の流れを作るかのどちらかになると考えられます。
前者と後者の違いは、週明け後、いったん反発して、来週以降に下降を開始するか、週明け後、下げの流れを作るかの違いだけです。
パターン(3)になる場合、3月末、4月上旬には、下値目標値47368円へ到達する公算です。
〇日経平均株価は、目先、51407円が意識される展開になる可能性がある
1990年から2025年までの値動きを見ると、3月が月初から積極的に下げている年は、年初から下げの流れを作っている年が目立ちます。
そのような展開になっている場合、3月、4月までの期間で、年初の値位置から大幅安となっています。
本年は、年初から2月26日まで価格が大きく上昇した後、3月が月初から下げる展開になっています。
本年と同様、年初に価格が上昇した後、戻り高値をつけて、3月が月初から下げている年は、おおまかに見て、1996年、1998年、2000年、2005年、2007年、2011年、2019年、2021年、2024年などが挙げられます。
これらの年は、特別な事情のあった2011年を除いて、3月までにつける安値が、年初の安値を大きく下回る展開になっていません。
本年1月の安値は、5日の50995円です。 過去の値動きに従うなら、本年3月は、週明け後に価格が下げても、9日の安値51407円が意識される格好で下値を支えられて、3月がパターン(2)の展開になると考えられます。