日経平均株価は2025年4月以降の上昇の終点を確認する作業へ入っている公算
〇NYダウ、ナスダックは週明け後に上げると、上値を試す動きになる可能性を残す
前回、「ナスダックが2月17日以降に下げると、ダブル・トップを形成して、19000ドル以下まで下げる可能性が出てくる」と書きました。
前週のナスダックは、17日に一時的に2月5日の安値22461ドル、13日の安値22402ドルを割れて、弱気の流れを示しましたが、その後、すぐに値を戻して、下値堅く推移しています。
現在は、10月下旬以降の動きが上昇途中のもちあいである可能性を残している状態です。
目先の価格が下げて、2月17日の安値22256ドルを割れると、下降の流れを再確認して、その後の価格がネック・ライン21898ドルを割れて、ダブル・トップを完成する可能性が大きくなります。
目先の価格が上昇して、昨年10月の高値24019ドルへ接近すると、昨年10月以降が上昇途中のもちあいの動きだという見方が有力になります。
弱気の展開になるなら、週明け後、価格が上昇しても、23000ドル前後で上値を抑えられて、下降を開始する公算です。
週明け後の価格が上昇して、2月11日の高値23320ドルを超えると、戻り高値24019ドルまで上げる可能性が出てきます。
NYダウも同様、2月13日の安値49084ドルが押し目になって、その後、横ばいに推移しているため、まだ強弱のはっきりする値動きがあらわれていません。
ナスダック、NYダウとも、週明け後の価格が下げると、その後、3月まで下げの流れを作る可能性が大きくなります。
週明け後の価格が上げると、その後、再上昇を開始するか否かを判定する作業として、上値を試す流れになると考えられます。
〇日経平均は上げ余地があるなら、今週中に上げ幅を拡大する公算

図表01は、1980年以降の1月から4月の値動きと、年間の陰陽です。
左側から順番に、「年」、「2月の終値から1月の始値を引いた値幅」、「4月の終値から3月の始値を引いた値幅」、「年間陰線なら●、年間陽線なら〇」です。
以前、1月に価格が上昇する場合、上げやすい4月へ向けて価格が上昇し、年間が陽線引けする展開になりやすいという傾向を紹介しました。
図を見ると、積極的な景気対策を実行した2003年、2020年のような特別な年ではない場合、1月から4月に下げると、年間が陰線で引けていることがわかります。
1月以降に価格が上昇すると、その年は、上げ傾向の強い4月へ向けて、年初から上昇の流れを作ると前述しました。
しかし、図を見ると、1月から4月までの期間、一本調子の上昇局面を継続しているわけではないことがわかります。
1月から2月に上昇する場合、3月から4月があまり上昇していないか、下げていることがわかります。
年明けからすぐにはっきりとした上昇を開始している場合、その上げは、2月、3月頃、その時点での限界に近い水準まで上げた後、3月、4月が比較的上値重い展開となっているわけです。
1月から2月が横ばいか、下げると、3月から4月は、弱気の年でなければ、値幅の大きな上昇の動きがあらわれています。
1月から2月にかけて、緩やかな上げ、またはジグザグに下値堅さを示す展開になる場合、3月、4月がはっきりした上昇の流れになっています。
本年は、1月の始値から前週末の終値までで、すでに5815円幅の上昇を経過しています。
例年の値動きを考慮すると、現在の上昇は、2月末から3月上旬頃までの期間で、現時点での上値の目安まで上昇した後、4月頃まで、戻せば売られる展開になると推測できます。
図表02は、日経平均株価日足と今後の予想線です。
日経平均株価は、2025年4月以降の上昇の流れを継続しているなら、3月上旬頃までのあと5~10営業日程度の期間で、上値の限界を確認する展開になると考えられます。
その上げは、これまでと同様、勢いの強い動きとなって、25日乖離線が4000円を超えるような動きになる可能性があります(3月2日までの5営業日で60000円まで上げると、25日乖離線が4000円前後へ位置します)。
週明け後、戻り高値58015円を超えられず、2月17日の安値56135円を割れると、上値、下値を切り下げる弱気パターンを作り、その後の価格が大きく下げる動きになる可能性が出てきます。
現在は、2025年4月以降の上昇の最終局面へ入っていると考えられます。
今後、4月頃までの期間で、戻り高値を確認し、2024年7月から2025年4月までの下げ幅と同程の下げ局面へ入る公算です。
週明け後の価格が下げる場合、その下げは、当面の天井型を形成する作業へ入っている可能性が出てきます。
