日経平均株価は、週明け後に上値を抑えられなければ、60000円以上を目指す可能性が出てくる
〇日経平均株価の2012年末以降の上昇パターン

図表01は、2012年末以降の日経平均株価週足です。
図には、はっきりとした上昇の流れを作っている場面に太線を引いています。
太線のスタート地点に日付と値段を入れています。
図が細かくてわかりにくいかもしれませんが、上昇のスタート地点、終点としている場所は、押し目底になっている場所、戻り高値になっている場所ではなく、上昇の流れができる前の押し目、上昇の勢いが終息したと判断できる最初の戻り高値としています。
図を見ると、積極的に高値を更新している上昇は、「上昇、横ばい、上昇」の動きがワンセットになって、戻り高値をつけるパターンとなっています。
また、2回の上昇は、だいたい同じ値幅になり、2回目が1回目の上昇と同じ勢い、または1回目よりも強い勢い(上昇の角度が鋭くなっている)になっています
2012年10月5日から2015年6月24日までは、2013年5月以降のもちあいの動きを挟んで、7454円幅の上げ、7067円幅の上げによって作られています。
2016年6月24日から2018年1月23日までは、2017年3月以降のもちあいの動きを挟んで、4804円幅の上げ、4890円幅の上げによって作られています。
2020年3月19日から2021年2月16日までは、2020年6月以降のもちあいの動きを挟んで、6820円幅の上げ、7766円幅の上げによって作られています。
2023年1月4日から2024年3月22日までは、2023年6月以降の調整の動きを挟んで、8111円幅の上げ、10549円幅の上げによって作られています。
図表02は、2025年4月以降の日経平均株価日足です。
2012年末以降の上昇の仕方を参考にすると、2025年4月以降の上昇は、図中のパターン1、パターン2のどちらかになる可能性があります。
パターン1は、2025年4月7日からの上昇が、11月4日に戻り高値をつけるまでの期間で、「上昇、横ばい、上昇」の一連の動きを経過しているという見方です。
こちらの見方が正しければ、史上最高値を積極的に更新する上げ場面は、11月4日に終了して、その後の動きが戻り高値をつける作業へ入っていることになります。
パターン2は、2025年4月7日から11月4日までが最初の上昇場面となって、11月19日までの調整を経過して、現在、2回目の上昇場面へ入っているという見方です。
こちらの展開になる場合、11月19日以降の上げは、4月7日~11月4日までの上げ幅(21744円幅)と同程度の値幅になる可能性があります。

〇日経平均株価は56000円前後で上値を抑えられるかが焦点

図表03は、上段が日経平均株価日足、下段が終値から25日移動平均値を引いた乖離線(以下、25日乖離線)です。
今後の価格が新たな上昇の流れへ入る場合、2回目の上昇は、1回目の上昇と同じ勢いとなるか、または勢いの強い動きになると考えられます。
現在は、上げやすい時期に上げ余地が十分にあり、新たな上昇の流れがスタートしたことを示したばかりの状態です。
25日乖離線は、目先の上昇場面で、昨年10月31日につけた4299円へ接近する程度まで上昇すると考えられます。
現在が上昇の終焉を迎えるための準備期間に過ぎないなら、25日乖離線は、本年1月14日につけた3487円へ届くことなく、2000円以上の地点で強く上値を抑えられる格好になると考えられます。
前週末、NYダウが大幅高となったことで、225先物期近が56500円まで上昇して引けています。
週明け後の日経平均株価は、2月3日の高値54782円を超えて、一段高となって始まる公算です。
週明け後の日経平均株価が56000円で引けた場合、25日乖離線は2634円に位置します。
56500円で引けた場合、25日乖離線は、3114円に位置します。
25日乖離線の水準を考慮すると、日経平均株価は、パターン1の場合、2月9日の高値前後が当面の天井になり、週明け後の終値が56000円前後か、56000円以下で引ける公算です。
9日の価格が56500円まで上昇し、その後の上げ幅を拡大するなら、今後は、パターン2の展開となって、6月頃までの期間で、60000円を大きく超える上げ場面になる可能性が大きくなります。
こちらの展開になるなら、25日乖離線が4000円を超えるまで、日経平均株価は、戻り高値をつける展開にならないと考えられます。