日経平均株価は目先の価格が50000円まで下げる公算
〇ドル・円相場は150円程度まで円高が進む公算
前回、ドル・円相場は、「前年後半からの流れが1月頃に上値を抑えられ(下値を支えられて)、前年からの上げ分、下げ分を修正する動きになる」という過去の経験則を紹介しました。
本年の場合、例年の通りの展開になるなら、1月14日の高値159.45円が4月以降の円安の終点になる可能性があると書きました。
1月23日は、1月19日の安値157.39円を割れて、1月14日から23日までの動きで、上値、下値を切り下げる弱気パターンを形成しています。
現在は、前回以上に、159.45円が4月以降の円安の終点であるという見方が有力になっています。
図表01は、前回掲載した図に、9月から反転するまでの値幅、反転後の値幅がそれぞれどの程度になっているのかを加えたものです。
反転後の値幅は、だいたい5円から10円幅となっています。
9月から年末までの振れ幅に対して、反転後の値幅がどの程度の割合になっているかを見ると、だいたい50%から100%の割合となっています。
昨年の円安は、9月17日の安値145.44円から勢いづいて、1月14日の159.45円まで、14.01円幅の円安場面となっています。
2月までに5~10円の値幅、または、50~100%の割合の修正があるとするならば、2月までの期間での下値の目安は、昨年12月5日の安値154.31円から150円の節目程度までの範囲が考えられます。

〇日経平均株価は、上昇の流れを継続できない公算か

図表02は、日経平均株価日足と、今後の想定できる展開です。
日経平均株価の今後の展開には、「1月21日の安値52194円が押し目になって、新たな上昇を開始している」、「11月4日以降の全体が修正の動きとなっている」という2通りが考えられます。
1月21日以降が新たな上昇の流れへ入っている場合、1月21日以降の上昇は、昨年11月4日までの上昇と似た角度か、それ以上に強い角度(勢いの強い動き)の上げ方になる可能性があります。
上昇継続なら、週明け後は、勢いの強い上昇の流れを継続して、一気に54487円以上へ上げる動きになるという見方が有力でした。
日経平均株価は、円高により、前週末の夜間取引で225先物が大幅安となった経緯から、週明け後、寄り付き値が下放れて始まる公算です。
週明け後は一気に54487円を超えなければいけない場面で、上値を抑えられることになります。
また、前週末の円高により、ドル・円相場がしばし円高方向の流れを作る可能性が大きくなっています。
上げが勢いづかなければいけない場面で、上値重く推移している状況や、円高へ向かうことで、日経が上値重く推移すると想定できる状況などを考慮すると、目先は、上昇を継続する展開にはならないと推測できます。
11月4日以降の全体が修正の動きになる場合、「全体で上値、下値を切り上げるパターン」、「逆ペナントのような格好になるパターン」、「1月14日の高値を中心としたヘッド・アンド・ショルダーズ・トップを形成するパターン(全体が修正ではなく、転換点もちあいに変化)」の3通りが考えられます。
どの展開になる場合でも、目先は、少なくとも50000円前後まで下げる公算です。
目先の価格が1月21日の安値52194円を割れると、弱気の流れを確認して、その後は、一気に50000円の節目まで下げる可能性が大きくなります。