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【少額投資家のための売買戦略】2025年12月28日記

日経平均株価は週明け後の価格が下げると、44000円目指す流れへ入る公算

日経平均株価は、2008年10月以降、長期の上昇局面となっています。

現在が大勢の上昇局面を継続しているなら、2025年4月から始まる上昇は、54060円(2024年7月の高値42426円から2025年4月の安値30792円までの下げ幅分(11634円幅)を42426円に加えた地点)を大きく上回る場所が上値目標値になります。

以前より書いている通り、2025年11月4日以降の下げは、2025年4月以降の上昇の流れが終息した後の上げ幅全体の調整の動きだと考えられます。

来年前半に54060円を大きく上回る値位置を目指す展開になる場合、3月から5月頃までの期間で、上げが勢いづいて、一気に54060円以上へ上昇する公算です。

来年前半に価格が上昇して、54060円を大きく上回る上げ場面になる場合、2025年11月以降は、11月19日の安値48235円を大きく下回る動きにならずに下値を支えられて、11月以降が全体でボックス型のもちあいのような動きとなって、上昇を開始すると考えられます。

今後の価格が2025年4月から11月までの上昇幅全体の38.2%押し前後(2025年10月1日の安値44357円が目安)まで下げる場合、(下値の目安まで下げる期間、下値堅さを確認する期間、上昇するための期間や値幅を考慮すると)3月から5月までの期間に価格が積極的な上昇の流れとなったとしても、戻り高値52636円へ届かずに上昇が力尽きると推測できます。

上げやすい4月を前に、価格が十分に下げているのですから、当然、その時点では、52636円が(その時点での材料で)超えられない壁であると判断できます。

3月までに翌年度の予算が成立して、その年の状況がおおまかに推測できる時期に、上値の限界が52636円であることを示すのですから、当然、状況に変化がなければ、52636円以上を目指す展開を考えにくくなります。

年の後半の上げやすい時期に価格が上昇する動きがあらわれるなら、2027年へ向けて価格が大幅な上昇局面へ入ることを想定できるような新たな材料が必要になります。

6月以降、52636円前後で上値を抑えられて、年の後半へ向けて、多くの市場参加者の共通の認識を持てる新たな買い材料が出ていなければ、年末へ向けて価格が上昇するとしても、52636円前後が上値の限界になる可能性が大きくなります。

以上のことをまとめると、来年前半の日経平均株価は、図表01の実線の展開が考えられます。

週明け後の価格が上昇して、12月12日の高値51127円を超えると、青の実線、黄緑の実線の展開になる可能性が出てきます。

週明け後の価格が下げると、赤の実線の展開になる可能性が出てきます。

図表01 日経平均株価日足と今後のシナリオ

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