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【少額投資家のための売買戦略】2025年12月7日記

【2025年12月7日記】日経平均株価は、4日の高値51028円前後で強く上値を抑えられて下降開始する公算

図表01 NYダウの12月が上昇するときのの値動き
図表02 NYダウ日足と今後の想定できる展開

NYダウは、2020年4月以降、大勢の上昇局面の最終段階の上昇の流れへ入っている可能性があります。

その場合の見方は、「2025年4月の安値36611ドルを付けた後の上昇が、最終段階の上昇の5つの波を作る過程での3波目の上げ場面」、または、「現在が大勢上昇の終点をつける動きへ入っている」かのどちらかになります。

3波目の上昇場面へ入っているなら、NYダウは、来年末までの期間で、53535ドル(昨年12月の高値45073ドルから今年4月の安値36611ドルを引いて、45073ドルへ加えた値位置)を大きく上回る上げ場面になる公算です。

大勢の上昇の終点をつける動きへ入っているなら、本年(または、1月までの高値)の高値が天井となって、来年、再来年へ向けて、36611ドルまで下げる動きになると考えられます。

前回、NYダウは、12月の月足が陽線引けする場合、図表01の3通りのパターンになると紹介しました。

大勢の上昇を継続中の場合、これまでの値動きから、本年12月は、月足が陽線引けする展開になると考えられます。

現在が天井をつける作業の途中なら、本年12月は、月足が陰線引けする展開になるはずです。

そうならなくても、1月頃までには、11月12日の高値48431ドル前後での上値の重さを確認できる値動きがあらわれると考えられます。

図表02は、NYダウ日足と今後の推測できる展開になります。

12月の月初に価格が上げているので、図表01のパターン3の展開にはなりません。

現在が53535ドルを大きく上回る上昇場面の途中なら、上げ余地が十分にある状況で、上げ傾向が強い12月に位置しているので、本年12月は、図表01のパターン3になると考えられます。

週明け後は、上昇の流れを継続して、一気に48431ドル以上へ上昇する公算です。

本年12月がパターン2になる場合、48431ドルを超えるか否かにかかわらず、上げ傾向の強い12月に48431ドル前後で上値を抑えられることになります(FOMCの結果を確認して、上げられない状況であることも考慮しています)。

12月がパターン2の展開になって、48431ドルが意識される展開になる場合、現在は、当面の天井を確認する作業であるという見方が有力になります。

NYダウは、本年4月以降の上昇を継続する格好で、来年、53535ドルを大幅に上回る上げ場面へ入る可能性があります。

そのためには、週明け後も上昇の流れを継続して、12月が月末まで、はっきりとした上昇の流れを作り、48431ドルを大きく上回る上げ場面になるはずです。

目先、48431ドルが意識される展開となって、チャートで上値、下値を切り下げる弱気パターンを作った時点で、現在は、当面の天井を確認する作業だという見方が有力になります。

日経平均株価は、11月4日以降の下げ期間、下げ幅、下げパターンから、11月4日の高値52636円が4月以降の上昇の終点だと考えられます。

現在は、4月以降の上げ幅全体の38.2%押し(10月1日の安値44357円が目安)、50%押し(9月1日の安値41835円が目安)、61.8%押し(7月14日の安値39288円が目安)、4月の安値30792円などを目指す動きへ入っている公算です。

NYダウが上昇を継続して、12月がパターン3の展開となり、週明け後の日経平均が52636円を超える動きになる場合、明らかに上昇が終了したにもかかわらず、ほとんど下げることなく再上昇を開始している動きが、日経平均の上昇の強さを示すサインになります。

強気の展開になる場合、NYダウと同様、来週以降、月末へ向けて、一本調子の上昇の流れを作ると考えられます。

現在が特別な状態、極端に強い上昇局面の途中でなければ、前述した通り、11月4日の高値52636円は、当面の天井と呼べる地点です。

目先は、価格が上昇しても、52636円へ接近することなく、上値を抑えられて、下降を開始する公算です。

図表03は、日経平均株価日足と目先の想定できる展開になります。

図表03 日経平均株価日足と今後の想定できる展開

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