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【少額投資家のための売買戦略】2025年10月12日記

【2025年10月12日記】日経平均株価は年内に40000円以下へ下げる可能性が出てきた

〇NYダウは13日に反発できるかが焦点

前回、本年のNYダウの10月以降の展開は、「年末へ向けて上昇の流れを作るパターン」と、「11月頃までの期間で、8月1日の安値43340ドルを目指すパターン」のどちらかになると紹介しました。

前週末に高値46641ドルから、安値45470ドルまで、1000ドル幅を超える下げを経過したことで、現在は、9月1日の安値44948ドルへ500ドル幅近い値幅にまで迫ってきています。

過去の値動きを参考にすると、年末まで上昇する展開になる場合、9月の安値に接近することなく、上昇の流れを作っています。

下げやすい9月に年間の最高値を更新して、さらに年末へ向けて上昇する年は、上昇できる明確な理由があるからこそ、あらわれている動きだと言えます。

そのため、10月以降は、目立った調整があらわれずに、上昇の流れを作っています。

過去の値動きを考慮すると、前週末の下げにより、本年の10月3日以降の下げは、43340ドルを目指す動きである可能性が大きくなったと言えます。

ただ、現時点では、まだ、7月23日(高値45016ドル)から8月1日(安値43340ドル)までの調整(1676ドル幅)と同程度の調整である可能性を残しています。

10月3日の高値47049ドルから、前週末の安値45470ドルまでの下げ幅は、1579ドル幅です。

今後の価格が年末へ向けた上昇の流れへ入るとするなら、週明け後は、44948ドルへ接近することなく、13日中に押し目をつけて、上昇を開始すると考えられます。

一方で、週明け後、下げの流れを継続するなら、その後は、8月1日の安値43340ドルまで下げる可能性が大きくなります。

図表01は、NYダウ日足と今後の想定できる展開です。

目先、押し目をつけて反発を開始する場合でも、週明け後は、下値堅さを確認する作業となって、下値を切り上げるジグザグの動きになる公算です。

すでに下げが勢いづいているので、43340ドルを目指す動きになる場合、10月末までの期間で、一気に43340ドルに接近する程度まで下げる展開が考えられます。

10月末までに43340ドルまで下げた後、10月末のFOMCの後、さらに一段安となるなら、10月3日の高値47049ドルは、当面の天井になる可能性が出てきます。

図表01 NYダウ日足、今後の予想線
図表02 日経平均株価日足、今後の予想線

図表02は、日経平均株価日足と今後の予想線です。

前週末、NYダウが大幅に下げたことで、225先物期近の夜間取引の終値が45200円まで下げています。

13日の祝日取引の結果を見る必要がありますが、このままの値位置で休み明けを迎えると、14日の日経平均株価は、45500円以下へ下げる動きになります。

8月以降の上昇期間中の値幅の大きな調整場面での振れ幅は、2013円幅、2215円幅、2041円幅などがあります。

値幅の大きな調整であっても、2000円幅程度で調整を終了して、上昇を開始しています。

10月9日の高値48597円から2000円を引くと、46597円です。

4月以降の上昇の流れを継続して、今後の価格が再上昇を開始するためには、休み明け後の寄り付き値が46000円以上の水準に位置して、寄り付き後、あまり下げずに上昇する展開になる必要があります。

休み明け後、46000円以上の水準で押し目をつけて上昇を開始する展開にならなければ、下げ幅の大きさは、4月以降の上昇が終了していることを示すサインになります。

弱気の展開になる場合、4月からの上げ幅全体の38.2%押し、50%押し、61.8%押しが、当面の下値の目安になります。

押し目をつける可能性のある場所は、9月1日の安値41835円付近、8月4日の安値39850円付近、5月22日の安値36855円付近などが挙げられます。

週明け後、46000円以上の値位置から始まって、押し目をつける動きにならなければ、その時点で、少なくとも、あと3000円幅以上の下げ余地があることを示すサインになります。

13日の夜、NYダウが上昇して、225先物期近が、前週末の夜間の終値45200円から800円幅以上の上げを経過して、46000円以上へ上昇する展開になるかに注意が必要です。

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