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【2023年2月26日記】日経平均株価は3月に26000円まで下げる

〇NYダウは30000ドルを目指す流れへ入っている

図表01 NYダウ日足と4月までのシナリオ

図表01は、NYダウの終値の折れ線グラフです。図中の数値は、日々の4本値を考慮した値段になっています。

NYダウは、前週末に終値で1月20日の安値32948ドルを割れて、1月13日以降が上値、下値を切り下げるはっきりとした弱気の流れを形成しています。

前週末は、昨年12月の安値32573ドルを前に下値を支えられる展開となったため、目先は、32573ドル前後で下値堅く推移する可能性がありますが、そうなっても、弱気の流れの変化を示すわけではないので、一時的な反発を経過した後、32573ドルを割れる動きになる公算です。

チャートでは、32573ドルを割れると、昨年12月の高値34712ドルと、本年1月の高値34342ドルでダブル・トップを完成します。そうなると、その後は、上昇の始点となっている昨年10月13日の安値28660ドルを目指す動きになる可能性が大きくなります。NYダウは、3月の変動幅の大きくなりやすいため、34712ドルを割れて、弱気の流れを確認するなら、一気に30000ドル以下まで下げると考えられます。

目先のNYダウは、「一気に30000ドルを目指す動きへ入る」、または「数日の反発調を経過した後、30000ドルを目指す動きになる」かのどちらかの展開になると考えられます。

週明け後、価格が反発するなら、数日の反発調を経過する可能性が出てきます。その場合の上値の目安は、33500ドル前後が挙げられます。

週明け後の価格が続落して、32573ドルを割れると、そのまま勢いの強い下げの流れを継続する可能性が大きくなります。

〇日経平均株価は週明け後に27046円維持が焦点

前述したNYダウの3月の見方が正しければ、日経平均株価は、3月中に1月の安値25661円を目指すと考えられます(4月末の値位置が25661円以上になるという見方は変わらないので、3月の下げは、ここを維持して再反発する公算です。26000円前後が下値の目安になります)。

図表02は、日経平均株価日足です。図には、4月までの想定できる展開を赤と青のラインで引いています。

4月までのシナリオは、「3月中旬までに30000円程度まで下げた後、値を戻す動きになる」、または「3月末、4月上旬頃までに30000円程度まで下げた後、値を戻す動きになる」という2通りが考えられます。

前者の場合、2月13日~24日までが上値、下値を切り下げるジグザグの動きとなって、2月24日以降は、勢いの強い下げの流れへ入っているという見方になります。

週明け後は、2月22日の安値27046円を割れて、はっきりとした下降の流れを作り、26000円以下を目指す公算です。

後者の場合、2月22日の安値27046円付近で下値堅さを確認する作業を経過して、その後の価格が再度上値を試す動きになると考えられます。

こちらの展開になるなら、目先の動き方は、下降途中の中段もちあいを経過して下げるか、天井型を形成して下げるかのどちらかになる公算です。

中段もちあいを形成するなら、目先の反発は、2月24日の高値27465円付近で上値を抑えられて、27046円から27465円の範囲でのもちあい入りする公算です。

天井型を形成するなら、3月上旬頃まで、2月6日の高値27821円を試す動きを経過して、27821円前後で上値の重さを再確認して、下降を開始すると考えられます。

すんなり下げるか否かは、週明け後の価格が27046円前後で下値を支えられるか否かでわかります。

図表02 日経平均株価日足と4月までのシナリオ

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