無料メルマガ2020年11月1日記

2020年11月1日記

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□■□   1.  大統領選挙後に株価が上昇、または上値重くなる結果とは?
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【2016年の株式市場は策略に満ちていた】

2016年11月9日の大統領選挙後の開票中、
日経平均株価は、1000円幅を超える下げ場面となりました。
前回のチャートを見て、
今回も似た展開を想定している方がいるなら、
その考えは、捨てた方がいいかもしれません。

2016年は、
メディアを利用して、
情弱な多くの市場参加者を誘導する仕掛けが用意されていました。
2016年は、
6月24日のイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票、
11月3日の大統領選挙という2つの大きな選挙があり、
この2回とも、同じ戦略で日経平均株価の乱高下を誘う結果になっています。

6月24日のEU離脱の是非を問う国民投票では、
日本のメディアの放送に極端な偏りがありました。
その内容は、現状維持派が有利だが、
ブレグジットとなれば、EUが崩壊して、
世界経済が停滞、株価が暴落し、円が急騰するというものでした。
どこも、現状維持派が有利だという世論調査の結果しか放送せず、
そして、ブレグジットなら日経平均株価が暴落すると言い続けていました。

しかし、実際は、4月の時点での世論調査で、
離脱派が有利だという結果が出ていたのですが、
日本でそれが報道されることなどありませんでした。

日経平均株価は、現状維持派が有利という報道の中で、
6月16日以降に反発を開始して、
6月24日の寄り付き値も、
それまでの上値を試す流れを継続する格好で上放れて始まっています。
午前中、開票結果が徐々に明らかになってゆく過程で、上値重くなり、
離脱派が優勢となる過程で、一気に下げ幅を拡大しています。
午前中の高値から12時30分頃までの間で、
1000円幅以上の下げ局面を作っています。

11月9日の大統領選挙での事前のメディアの報道は、
ヒラリー氏が有利であり、
トランプ氏が勝つと、株が暴落して、円・ドルが95円を目指し、
翌年以降、世界経済が低迷するというものでした。
実際のヒラリー氏の経済政策での公約は、
「富裕層への増税で所得格差を解消」
「所得500万ドル超の高額所得者には4%の付加税を追加」
「キャピタル・ゲイン課税を増税」
「ヘッジファンド・マネージャーが受け取る成功報酬は
キャピタルゲインではなく所得として扱うよう提案」
というようなものでした。
投資家に対して負担が大きくなり、
増税分を相殺できる積極的な財政支出も期待できませんでした。
一方で、トランプ氏側は、
積極的な財政政策、減税政策を主張していました。
それにもかかわらず、
トランプ氏が勝つと、株価が暴落すると、
多くのメディアが言い続けていました。

11月9日の日経平均株価は、6月24日と同様、
ヒラリー氏有利という報道が先行して、上放れて始まりました。
寄り付き後、9時30分過ぎまでの時間帯、
フロリダでトランプ氏が勝っているという情報から株価がいったん大きく下げています。
その後、フロリダでヒラリー氏が逆転したことで、10時頃まで急騰しますが、
すぐに情勢が変化して、
フロリダでトランプ氏がリードし、
そのまま日経平均株価が急落を開始しています。
午前中に高値から12時頃までの時間帯で、
1000円幅を超える下げ場面となっています。

6月24日以降は、日経平均株価が戻るのに日にちを要しましたが、
11月9日は、
政策を考えれば、トランプ氏の方が株高なのですから、
日経平均株価の下げが11月9日だけの動きで終わり、
翌10日に下げた分のすべてを戻し、その後、大幅な上昇局面へ入っています。

2016年6月24日、11月9日は、
メディアが意図的に偏った、内容がゆがめられた情報を流したことで、
日経平均株価の乱高下を誘導しています。

今回の大統領選挙は、
追加の経済対策が控えている状況で、
バイデン氏、トランプ氏のどちらが選ばれても、
年末へ向けて株価が上昇する可能性のある状況です。
今回、バイデン氏を勝たせるための戦略の中で、
株価を押し下げる作戦はすでに使われてしまっているので、
開票中に暴落する展開にはならないと推測できます。

【選挙結果で揉めるなら株価の上値が重くなる公算も】

11月3日の大統領選挙の結果が株価に影響を与えるとするなら、
それは、トランプ氏、バイデン氏のどちらが勝利したのかという結果ではなく、
結果で揉めるときだと考えられます。
どちらかが圧勝して、すんなりと新たな大統領が決まるなら、
その後、追加の経済対策、新型ウィルス対策等、対応を急ぐことができます。
しかし、選挙結果で揉めて、政治的な空白ができると、
その間、すべての問題が先送りになってしまうことになります。
そうなると、少なくとも11月中旬頃まで、遅ければ11月末頃まで、
NYダウ、日経平均株価は、
上値重く推移する動きになる可能性を考えておく必要が出てきます。
上げられないのであれば、いったん大きく下げる可能性も視野に入ります。

【くりっく株365の日経225は祝日でも取引可能】

大統領選挙の開票は、日本時間の11月4日になります。
開票結果の推移を見ながら、日本株、日経先物等の投資を行うことができます。
ただ、3日が祝日のため、
2日に事前に仕掛けておこうと考えても、
3日に取引ができない怖さを考えると、
4日の日中の仕掛けを考えるしかない場面だと言えます。
日経先物で取引をしている方は、
最近の先物の変動の大きさがわかっている分だけ、
よけいに仕掛けにくい場面だと言えます。

そんな不安のない取引がくりっく株365で出来ます。
くりっく株365は、土曜日、日曜日が休みで、祝日も取引が行われています。
225先物ミニの証拠金が(11月2日の時点)123000円なのに対して、
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64230円の証拠金で取引ができます。
どちらも、価格が100円動くと、10000円の損得になる取引です。
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